東京では見られない電車を見に行きたい!と思い、全国の主要な駅を比較してみると、西日本で新幹線や特急電車が圧倒的に集まるのが博多駅。
九州新幹線と山陽新幹線の接続駅でもあり、観光列車もたくさん発着しています。
何より、九州の電車って、デザインがとてもお洒落。
なんでだろう? JR九州のデザイン顧問の水戸岡鋭治さんの素晴らしさ?
というわけで、息子の愛読書「でんしゃのずかん」に載っている九州の電車を見にいくことを目的に、2泊3日の博多旅行をしてきました。
子鉄にオススメの博多スポットをご紹介します。
電車の前に…東京⇆博多なら、JALでエアバスA350型機に乗れる!
いきなり電車から外れますが、実は飛行機も大好きな私。
東京〜博多間はJALの最新のエアバスA350型機が運行されており、初めて乗ることができました。
特徴的な「狸顔」も拝み、いざ搭乗。
エコノミークラスでしたが座席の座り心地も抜群で、国際線のように各席にテレビ画面がついていたので、子供にアンパンマンを見せたりして間を持たせるのに便利でした。
今回はJALマイルで飛んだのですが、東京〜博多間って混んでるんですね…
3連休を狙ったせいか、行きは夜便・帰りは早朝便しか取れませんでした。
でもマイルで取ると、当日空きがあれば、空港で早い便に変更できます。
今回も、運よく変更できたので、予定より早く博多に到着。
小鉄ポイント① 博多駅は新幹線・特急列車の宝庫!
博多空港から博多駅までは、地下鉄でなんと約5分。
空港が中心地に近いので、旅行者には便利。
博多駅近くのホテルに荷物を預けたら、とにかくまず、旅の第一目的の博多駅へ。
新幹線のホームではいきなり、さくら、レールスター、こだま、の東京では見られない新幹線に遭遇。
「でんしゃのずかん」を取り出して、「一緒だぁ〜〜〜!」と、息子と一緒に大興奮。
新幹線のホームには、東海道新幹線ののぞみ・こだま・ひかりも次々に発着。
いつも東京駅で「博多までいってらっしゃ〜い」と見送っているので、博多でその姿をみると、妙に感動しました。
飛行機でビューんと飛ぶ距離を、陸路ではるばる走ってくるんですね…あぁロマン。
新幹線のホームからは、特急列車のホームも眺められるので、走って行く青いラピートも見えました。
小鉄ポイント② 九州の電車グッズなら、博多駅のPOP UP STOREへ
せっかく博多駅に来たら、JR九州の電車グッズをお土産に買いたい!
そんな時は、博多駅筑紫口側の2階にある、ひかり広場のお土産ショップ「POP UP STORE ひかりKiosk」へ。
(博多駅ショップガイドさんの画像をお借りしました)
電車の靴下である「鉄下」など、東京でも見かける商品が多いですが、500系「こだま」や観光列車「あそぼーい」など、九州ならではのバージョンが販売されていました。
可愛かったのはショップのビニール袋。
鉄下って10周年なんですね!
イヤイヤ期真っ最中の息子に「靴下、はやぶさとこまちとどっち?」と聞いて、毎朝なんとか靴下を履かせています。
10年間、たくさんの小鉄の親たちが助けられてきたんだろうなぁ。
小鉄ポイント③ かもめに乗って、太宰府天満宮へ
せっかく博多に来たならと、太宰府天満宮へ。
博多駅からはバスが便利そうですが、乗車している40分程度を子供が持たずにぐずりそうなので、却下。
それなら「でんしゃのずかん」に載っている特急列車に乗れないかな…と調べたところ、あったあった。「かもめ」を利用して太宰府天満宮へ行けそう!
博多駅からかもめで二日市駅まで行って、徒歩(約10分)で西鉄の二日市駅へ、そこで太宰府線へ乗り換えれば太宰府に着けそうです。
ホームに来ていた本物のかもめに大興奮で写真を撮り、いそいそと乗り込んで、いよいよ発車。
二日市駅で乗り換えだから、すぐ着いちゃうね〜と話していたら、夫がぽそり。
「アナウンスで『二日市』って言ってないよ?」
…え?
うそ〜と思ってアナウンスを聞いてみると、次の駅は「とす」? トス?? どこそれ?
車窓を無邪気に楽しむ息子をよそに、焦ってググる父と母。
「とす」とは、なんとお隣の佐賀県。漢字で書くと「鳥栖」
「あーこんな名前のJリーグのチームなかったっけ?」
「あ、サガン鳥栖?」
「それってもしかして、『佐賀』の『鳥栖』ってこと?」
「あ〜〜なるほど!」
なんてスポーツに疎い夫婦の会話も虚しく、かもめは二日市駅を素通りし、一路佐賀へ。
車掌さんに聞いたところ、二日市駅に止まるかもめと、止まらないかもめがあるそうです。
完全に調査不足…
鳥栖についてから、今度は各駅停車で二日市駅へ戻り、予定のルートで太宰府線へ乗り換え。
かなり大回りな太宰府天満宮への観光になってしまいました。
(かもめに乗れたのは楽しかったです!)
小鉄ポイント④ ドイツのデザイナーによる車両デザイン・七隈線
「でんしゃのずかん」の地下鉄のページに出てくる「ななくません」。
漢字では「七隈線」と書くのですね。
斬新なデザインに惹かれて、博多駅で見に行きました。
券売機でいつものように入場券を探しましたが、な、ない?
そこで改札の窓口にいくと、入場券はないので、一番安い切符で入っていただけたら、戻ってきたとき返金しますとのこと。
新幹線じゃあるまいし、普通の地下鉄をただ見るだけに入場する人はあまりいないのかも…
小鉄ポイント⑤ JR博多シティ屋上 つばめの杜(もり)ひろば
我が家は行くチャンスを逃したのですが、JR博多シティの屋上にある広場も、現地の鉄道スポットとして有名です。
博多駅に出入りする列車を眺められる展望スポットや、水戸岡鋭治氏デザインの「つばめ電車」と「くろ電車」にも乗れるそう。
次回博多に行く機会があったら、ぜひぜひ訪れたいです。
つばめの杜ひろば
(公式サイトへのリンクです)
博多のホテル
今回の宿泊先は、博多駅筑紫口側からすぐの博多グリーンホテル1号館さんにお世話になりました。
我が家はいつもツイン宿泊ですが(私&子供でベッド1台、夫で1台で寝るため)、ツインの部屋が取りやすかったことも理由です。
朝食に和食が多く、煮物大好きな息子もたくさん食べられて、助かりました。
息子が生まれる前は、まさか「電車を見に」旅するなんて想像もしませんでした。
新しい興味が生まれると、旅を楽しむポイントが増えて楽しいですね。