最近は仕掛けのついた図鑑が多数出版されています。
ページの一部をめくると、中の様子が描かれていたり、ものの仕組みが分かったり。
「めくる」動作が子供を惹きつけるようです。
今回は、我が家で愛用している学研の「はっけんずかん」シリーズから、「のりもの」と「でんしゃ・しんかんせん」の2冊をご紹介します。
両方とも電車が入っていて、どちらを買うか悩んだので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
ちなみにうちでは、さんざん悩んだ挙句「のりもの」を購入し、結局読んでいるのが電車のページばかりだったので、「でんしゃ・しんかんせん」を追加購入しました(笑)
はっけんずかんとは
窓あきのしかけを効果的に使った構成で、発見やおどろきの体験ができ、子どもたちの好奇心を刺激します。
イラストで構成される“しかけ絵本ページ”と、写真で紹介する“図鑑ページ”で、楽しく知識が身につく図鑑です。
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https://youtu.be/P3xkk7VbfCM
学研のサイトでも「えほんのずかん」と分類されているように、イラストが豊富なので、文字が読めない子供も楽しめます。
例えば街でゴミ収集車を見かけても、中の仕組みまでは見えません。新幹線も、実際に乗車しない限りは、中の様子までは分かりません。
そんな、そんな外からは見えない部分を、イラスト&めくる動作で解説してくれます。
五十嵐美和子さんの「でんしゃのずかん」もそうですが、写真だと分かりづらい部分も、イラストだとよく伝わりますね。
「のりもの」は、はたらく車両や飛行機などを幅広く網羅
まず「のりもの」の方ですが、その特徴はやはり、様々なジャンルの乗り物をカバーしていることにあります。
新幹線や電車はもちろん、消防車や飛行機、工事現場の車両、街の暮らしの車(清掃車、宅配車など)、船などが載っています。
これが一番好き!がまだないお子さんには、手始めにこの図鑑で、どの乗り物に興味があるのか観察しても良いかもしれません。
電車のページは、新幹線と、その他電車で2セクションあり、写真とイラストで合計4ページあります。
はやぶさ・こまちの連結も、めくる仕掛けで説明されています。
写真ページにドクターイエローやイーストアイが掲載されていますが、イラストページにはありません。
今は改訂版が出版されていますが、以前のバージョンでは、スペースシャトルがあったらしい。
それも見てみたい…
「でんしゃ・しんかんせん」は電車について広く深く学べる
「のりもの」では合計4ページだった電車のコンテンツが、1冊丸ごと電車・新幹線なのがこちら。
新幹線に加えて、検査車両のドクターイエローやイーストアイ、車両の修理工場、特急列車、蒸気機関車…と、幅広く網羅しています。
五十嵐美和子さんの「でんしゃのずかん」「はたらくくるまのずかん」シリーズをお持ちだったら、掲載範囲としては、下記のイメージです。
- 「はっけんずかん『でんしゃ・しんかんせん』」=「でんしゃのずかん」
- 「はっけんずかん『のりもの』」=「はたらくくるまのずかん」➕新幹線・電車が少し
はやぶさ・こまちの連結のみならず、やまびこ・つばさの連結もイラストがあります。
ただ、2014年の出版で少し古いので、つばさは2016年に運行を終了したシルバー色で描かれています。
現在運行されているつばさは、たくましい印象の紫とオレンジの塗装。
山形県の”県鳥”、「おしどり」をモチーフとしたカラーリングだそうですが、ガンダムとか○○レンジャーとか、装甲機械感がハンパない(詳しくないけど)。
個人的に楽しかったのが、ドクターイエローの中ってどうなっているの?という疑問に、丁寧に答えてくれるこのページ。
東京駅にドクターイエローを見に行っても、窓は全部閉め切られていて、中は全く見えません。
パンタグラフのすぐ近くにドームがあって、中でチェックしている人がいるんだ!とか、連結器も装備されているんだ!とか、大人もめっちゃ楽しいです(笑)
普段、車両基地にはなかなか入れませんが、整備・点検の様子が描かれているこのページも、とても興味深いです。
日々の運行に携わる運転士さんなどだけではなく、こうした様々な役割の人が電車に関わっていることを知れることも、大事ですね。
図鑑ですし、そこそこの値段するので、どちらかで良いかな…と思って最初は購入を悩みました。
結局2冊とも購入しましたが、どちらもよく読んでいるので、買ってよかったなと思っています。